クリニックブログ

切迫早産

2018.03.21更新

妊娠22週以降で早産になりそうな徴候はあるものの安静や治療により、それを防止できる

可能性がある場合のことをいいます。

切迫早産の症状としてはお腹や腰の痛みや腹緊(強いハリ)又は不正出血などがあります。

原因としては、膣から細菌が入ることによって子宮頸管や子宮内で炎症がおこることがあり、

その炎症によって子宮収縮がおこります。

又、子宮の入り口が柔らかく自然に広がってしまう頸管無力症という状態や多胎妊娠

(双子や三つ子など)、子宮筋腫なども原因となります。

 

切迫早産と診断されたらまず、安静が治療の基本となります。

症状と内診所見により自宅安静又は入院安静となります。

それと共に、子宮収縮を抑える薬が必要な場合には内服や入院中の場合は点滴となります。

自宅安静について具体的に説明しますと、掃除・洗濯を短時間にして毎日することは

控えましょう。

料理は座って調理するよう心がけて、後片付けはパパに協力してもらいます。

入浴はシャワーで簡単にすませるといいです。

 

普段動ける人が安静にするのはなかなか辛いものがありますが、元気な赤ちゃんを

生むことを目標に頑張ってくださいね。

投稿者: 浜松町大門レディースクリニック

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